赤ら顔・酒さ・毛細血管拡張症

赤ら顔・酒さ・毛細血管拡張症
赤ら顔には、頬や小鼻周辺に現れる赤みや、顔全体が熱を持ったように見える状態、さらには毛穴が赤く目立つ場合など、さまざまな症状があります。
この赤みは毛細血管が拡張して透けて見えることで起き、また皮膚の炎症が原因となることなど様々な要因によって引き起こされ、誤ったケアを続けると症状が悪化する可能性があります。
赤ら顔は医療機関での適切な治療が推奨されます。当院では厚生省承認機器のVビームⅡをはじめ、外用薬、内服薬、スキンケアなど症状によって組み合わせて治療を行っています。
治療法のポイント
- POINT1悪化因子の除去
- POINT2スキンケア(アゼライン酸やイベルメクチンクリームなど多数取扱いがあります)
- POINT3医学的治療(保険診療でレーザーの適応があれば可能です)
こんな方におすすめ
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顔の赤み、ほてり、ヒリヒリ感
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赤いポツポツや網目状の細い血管が見える
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毛穴の周りに赤みがみられる
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赤い盛り上がり(丘疹)や膿(うみ)のたまったぶつぶつ(膿疱)
当院では保険診療と並行して美容診療も同時に受けられます!
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~赤み・酒さ治療について~
酒さ(しゅさ)や赤ら顔は、毛細血管の拡張や慢性的な炎症が関与する皮膚疾患であり、適切な治療が必要です。
当院では、保険診療による医学的治療と自費診療によるスキンケア・美容治療を組み合わせ、患者様一人ひとりに最適な治療プランをご提案しています。
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1. 保険診療での治療
保険診療では、酒さの炎症を抑えたり、症状の進行を防ぐための治療を行います。
【保険適用の外用薬】
ロゼックスゲル(メトロニダゾール)
酒さの炎症を抑え、赤みを軽減
継続的な使用で症状をコントロール
【保険適用の内服薬(必要に応じて)】
漢方薬(酒さの体質改善)
抗生物質(病状に応じて)
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保険診療では…
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■ ロゼックス(メトロニダゾールゲル)
【主成分】
メトロニダゾール
【効果】
酒さの炎症を抑え、赤みを軽減
【特徴】
保険適用で処方可能。長期的な使用で症状をコントロール
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2. 自費診療(スキンケア・美容治療)
保険診療だけでは対応しきれない症状や、より早く美しい肌を目指すために、自費治療を併用することも可能です。 -
美容診療では…
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■ DRX AZAクリア
【主成分】
アゼライン酸(20%配合)
【効果】
毛穴詰まりを改善し、ニキビ・赤みを軽減
【特徴】
しっとりとしたクリームタイプで敏感肌にも適応 -
■ AZAクリスタルローション
【主成分】
アゼライン酸誘導体(アゼロイルジグリシンK)
グリシルグリシン
ナイアシンアミド
マンデル酸
【効果】
脂バランスを整え、毛穴の引き締め・赤みを抑える
【特徴】
さっぱりとしたローションタイプで脂性肌にもおすすめ -
■ グラファスキンケアエマルジョン
赤ら顔(酒さ)でお悩みの方向けに開発された 「アゼライン酸10%配合 赤みカバー化粧品」
高いカバー力が特徴
【効果】
アゼライン酸10%配合で、赤みをカバーしながらスキンケアが可能
【特徴】
塗った瞬間から赤みを目立ちにくくし、高いカバー力が特徴 -
■ Cコレクティングコンプレックス
【主成分】
アスコルビン酸テトラヘキシルデシル(ビタミンC誘導体)
カルボキシメチルグルカンNa
【効果】
抗酸化作用で炎症を抑え、肌のトーンを均一に整える
【特徴】
高濃度ビタミンC配合で、くすみや色ムラの改善にも効果的 -
■ CMTクリーム
CMTは、Chemical(ピーリング)、Mechanical(マイクロニードル)、Thermal(レーザー・IPL・RF)などの美容施術を指し、CMTポストプロシージャークリームは施術後の肌をケアするために開発されたクリームです。
【効果】
美容施術後の肌の回復をサポートし、炎症や赤みを抑える
【特徴】
ピーリング・レーザー・マイクロニードルなどの施術後専用クリーム。肌を落ち着かせ、保湿しながらバリア機能を強化 -
■ ロザトロール
アゼライン酸を含まず、赤みに効果的な成分や技術を贅沢に配合した、敏感肌にもやさしい赤ら顔対策の美容液
【効果】
血管拡張を抑え、赤みを軽減
【特徴】
ルチレッドネス・コンプレックスや植物由来の成分を含み、酒さや赤ら顔のケアに特化 -
■ イベルメクチンクリーム
【主成分】
イベルメクチン
【効果】
酒さの原因となる毛包内のダニを抑え、炎症を改善
【特徴】
海外でも使用実績があり、長期的な酒さ治療に適応
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3. 理学療法・美容レーザー治療(自費診療)
より高い効果を求める場合、レーザー治療などの美容医療を併用することで、赤みを効率的に改善することが可能です。
レーザー治療は、海外では認められてきても、日本で未承認であれば自費診療になります。
【代表的な美容レーザー治療】
パルス色素レーザー(595nm) → 血管拡張による赤みに効果的
Nd:YAGレーザー(ロングパルス 1,064nm) → 酒さや赤ら顔の血管を収縮させる
IPL(Intense Pulsed Light) → シミ・くすみと赤みを同時にケア -
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『保険診療と自費診療を併用』するメリット
酒さや赤ら顔の治療では、まず保険診療で炎症を抑え、症状をコントロールすることが基本です。
特に、外用薬・内服薬に加え、VビームレーザーⅡ(パルス色素レーザー)が保険適用の場合があり、血管拡張による赤みの治療が可能です。
しかし、VビームレーザーⅡには保険適用となるものと適用外(自費)のものがあり、症状や治療目的によって異なります。
より早く効果を実感したい方や、ニキビ跡・色素沈着などの美容的な悩みがある方には、自費診療の併用をおすすめしています。 -
【VビームレーザーⅡの保険適用と自費診療の違い】
✔ 保険適用(適応あり)
医学的に治療が必要と判断された血管拡張による赤み(酒さ・血管腫など)が対象
一定の基準を満たした場合、保険診療として治療が可能
✔ 自費診療(適応外)
美容目的の赤み改善や肌質向上を目的とする場合は保険適用外です。
ニキビ跡・色素沈着・くすみ・美肌治療などの目的で使用する場合も自費診療となります。
症例紹介
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VビームⅡ保険で2回施行後
長年の赤みも改善しています。この方はこの後も自費でのVビームも受けられているので次回の評価が楽しみです。
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当院の症例はスタッフInstagramをご参照ください。
症例紹介