ADM治療~院長コラム
ADM治療~院長コラム
今月の日本皮膚科学会雑誌には美容医療診療指針の手引きが掲載されております。
ついに皮膚科雑誌にも美容医療について掲載がこんなに大々的になったか~と感慨深いです。
さて話を戻しますと・・・日本皮膚科学会雑誌に当院でも多いADM(あざの一種です)の治療として従来のQスイッチレーザーでの完治率や色素沈着率など掲載されております。
従来のAスイッチレーザーでは7回程度でも完治率34%で色素沈着率も30%とのこと。
ピコではQスイッチよりも少ない回数で改善することが当院の実症例でも実感しておりますし
他論文でも示唆されております。
ですが色素沈着の確率については照射方法にもよりますし、事前にハイドロキノンなどの処置がされているか、
もあわせて結果に左右します。
なにがいいたいか。「レーザーの名前だけで結果を保証するものではない」ということ。
料理に例えると、包丁がいいからといっておいしいものができるというわけではないのと同じで
レーザーもA医院とB医院で同じ結果が保証されるわけではありません。
多くの美容皮膚科ができてきて料金体系も様々ですが
当院でも結果をだすことを念頭に、
医療行為にはある程度のリスクも伴うことから予想できることは事前につたえて、
きっちりとした医療としての美容医療をおこなっているつもりですし、これからもそのように評価してもらえるよう
尽力していきます。