最近コラムが多いのは「記事全部読んできました」というお声を拝聴し反響が感じられ嬉しいからです。
さて、先日東京の漢方の勉強会に参加してきました。診療後に新幹線にのり、ついたのは夜でせっかく東京にきても
部屋でたこやきテイクアウトしてハイボール缶を部屋でのんで東京の一夜をすごし
翌日はみっちり3時間講義に参加しました。
開業する前は漢方はエビデンスがなく気のものだという認識でしたが、勉強すれば勉強するほど
深いのです。そしていまや医学生も漢方医学を授業として習得しているそうです。私の時代とは異なりますね(そりゃ15-20年前ですし)
エビデンスも増えてきており、特にin vivo(試験管内)の実験結果からその効果効能からも、
江戸時代からすたれることなく続いていることからも、
西洋医学だけでは手の届かない訴えや症状に効くので
今や私の保険診察で「この漢方あいそうだな」という方には提案させて頂いています。
たとえば排卵作用のあるものや安胎漢方(安産に働くので妊娠中ものめます)、
生理前のざそう(にきび)にきくエストロゲン作用のあるものも出せます。
漢方はもちろん薬なので肝障害や薬疹、偽アルドステロン症など副作用の可能性もありますが
とある漢方を継続することで皮膚のしわやきめを整えるという研究発表もありました。
私自身も体調にあわせて一日2回は漢方を摂取しています。多くても一度にのむのは2種類までにしています。
西洋医学のようににきび⇒○○薬ではなく
気、血、証にあわせて処方するから疾患というより訴えを大事にすることで
診療中にたくさん患者さんの話を聞き出し、効果があったときはうれしくなります。
特に女性は月経(血のめぐり)があり、ホルモンも日々変動し、年齢でも変動します。
男女平等が~と口コミに書かれたこともありますが(私は直接関与していないやりとりなのですが)
男女差別はだめですが、区別は必要だとおもいます。
ひえ、むくみ、イライラ、pms、などそれぞれにあわせたものが処方できますので
ぜひご相談ください。