TCAクロス(にきび痕治療)
アイスピック型のニキビ痕をなめらかに
TCAクロスとは
TCAクロス(TCA CROSS: Trichloroacetic Acid Chemical Reconstruction of Skin Scars)とは、トリクロロ酢酸(TCA)を使用したニキビ痕治療法です。特に、深い点状のアイスピック型ニキビ痕に適しているとされています。
■TCAクロスの治療方法
この治療法では、高濃度のトリクロロ酢酸(50~100%)をニキビ痕の患部に直接塗布し、皮膚の再生を促進します。トリクロロ酢酸が皮膚の奥深くまで浸透することで、古い瘢痕組織が剥離され、新しい皮膚が生成されます。局所麻酔や注射を必要とせず、比較的精神的負担が少ないのも特徴です。
治療は1か月間隔で3~4回繰り返すことで、改善が期待されます。
TCAクロス治療のポイント
- POINT1アイスピック型のニキビ痕の改善に適しているとされています。
- POINT2他のレーザー治療に比べてダウンタイムが短いとされています。
- POINT3レーザーでは難しい深く点状のニキビ痕に効果的
- POINT4レーザーや注入ではなく、塗るだけの施術なので精神的負担が少ない
こんな方におすすめ
-
顔面クレーター・凸凹肌に悩んでいる
-
ニキビ痕(クレーター)を治したい
-
アイスピック型のニキビ痕
-
保険ではニキビ痕(クレーター)を治療できなかった
-
レーザーや注入療法はちょっと不安
TCAクロス療法について
-
■治らない凹凸ニキビ痕の原因
ニキビは、睡眠不足・ストレス・乱れた食生活・誤ったスキンケアなど、さまざまな原因によってできてしまいますが、クレーター状のニキビ痕ができる原因としてはニキビが悪化し、炎症や化膿が肌の奥の真皮層までダメージを与えてしまうことや、自分でニキビを潰した時の刺激で皮膚の組織が傷ついてしまうことなどが挙げられます。ダメージを受けた真皮層はコラーゲンが破壊されるため、凹凸肌(クレーター肌)になってしまいます。真皮層は肌を生まれ変わらせるターンオーバー機能が備わっていないため、真皮層が損傷したことで発生したクレーターの自然治癒は難しいです。 -
-
■治療に伴うリスク
TCAクロスは皮膚の再生を促す治療法ですが、いくつかのリスクも伴います。
・赤み(遷延性紅斑)
・色素沈着
・瘢痕化
当院では、肌質に合わせて濃度を調整し、リスクを最小限に抑えるよう施術を行っております。 -
■当院の治療方針
当院では、TCAクロスをはじめ、さまざまなニキビ痕治療を提供しています。
・ピコフラクショナルレーザー・・・色素沈着や肌の凹凸の改善を目指します。FDA(米の厚生労働省)にニキビ痕の治療が認可されている施術です。
・CO2フラクショナルレーザー・・・広範囲のニキビ痕の改善に適しているとされています。
・ポテンザ(RF治療)・・・あらゆる肌タイプに対応し、ダウンタイムが短い特徴があります。
・サブシジョン+ジュベルック・・・皮膚の下の線維を解放し、肌をなめらかにすることを目的としています。
また、当院では医師が施術を行い、安全性に配慮しながら治療を提供しています。
■TCAクロス治療のご相談について
TCAクロス治療は、これまで大阪や京都まで行く必要があると考えられていた方もいらっしゃるかもしれませんが、当院でも受けることが可能です。ニキビ痕にお悩みの方は、一度当院にご相談ください。
当院では、患者様の肌の状態に合わせた治療を提案し、適切な方法をご案内いたします。
※本内容は、一般的な情報提供を目的としており、治療の効果や結果には個人差があります。施術をご検討の際は、医師の診察をお受けください。
施術概要
- 施術名
- TCAクロス
- 所要時間
- 15~30分(範囲により異なる)
- 治療後のケア
- 治療後6時間は施術部位のファンデーションの使用は避ける
当日はシャワー浴、翌日から入浴可能
血行が良くなること(サウナ、激しい運動、飲酒、エステ等)は1週間お控え下さい。 - ダウンタイム
- 赤み 腫れ ひりつき
- リスク・合併症
- 赤み(遷延性紅斑)色素沈着 瘢痕化 感染 膿疹 過敏症 潰瘍 びらん
治療が受けられない方
-
□妊娠中・授乳中の方
□出血性疾患の方
□ケロイド体質の方
□ワーファリンなどの血液をサラサラにする薬剤を内服中の方